この間のプレゼン、完全に失敗だったわ。くよくよしてても仕方ないから、次は成功するように、この本で勉強するよ!
どんな本を買ったの?
『PowerPointの操作方法100選』だよ
次のプレゼンも失敗するだろうね
さて、パンダは皮肉屋ではありますが、言っていることは間違っていません。プレゼンが失敗したときにPowerPointスキルにテコ入れをしても、次のプレゼンが成功することはないでしょう。プレゼンの可否は、綺麗なスライドが作れたかどうかでは決まらないからです。
いまや、「プレゼンテーション(プレゼン)」という言葉は誰でも知っています。社会人どころか、学生でもプレゼンすることを普通に求められる時代です。
しかし、プレゼンを成功させるために、どういう努力をすべきなのかは、あまり知られていません。その結果として、クマのように「プレゼン = PowerPoint」と考えてしまい、ズレた努力をすることになってしまうのです。詳しくは後述しますが、PowerPointスキルはプレゼンスキルの1つではあるものの、プレゼン全体に与える影響は限定的です。
この「プレゼンテーション」カテゴリーでは、プレゼンの作成プロセスから具体的なスライド作成方法まで、様々なことを説明していきます。詳細はリンク先のエントリーで行っていますので、そちらを参考にしてください。
なお、以下の電子書籍では、このサイトよりも包括的な形で解説しています。第1巻は無料なので、時間がある人はこちらをオススメします。
では始めましょう。
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説得
大前提から始めましょう。プレゼンとは、受け手を説得しようとする行為です。
ここでの「説得」とは、受け手に主張を認めてもらおうとするコミュニケーションのことです。
わざわざスライドを作成し、それを投影して、受け手に向かって語りかける以上、あなたには「正しいと認めてほしい主張」があります。そして、受け手に「うん、たしかにその主張は正しいね」と言ってもらうことがあなたのゴールです。
つまり、あなたがプレゼンするとき、そのゴールは説得の成功です。プレゼンというと、どうしてもスライド作成などに目が行きがちですが、まずは「他者を説得する」という行為を俯瞰的に捉えることから始めましょう。遠回りなように見えて、これが最短ルートです。
このセクションでは、「説得」とは何か、説得(という行為)をどのように作成するべきかを学びましょう。
プロセス①:ブランドを形成する
ここからは、各プロセスを見ていきます。
説得の第1プロセスは、ブランドを形成することです。ここは「プレゼンテーション」という当カテゴリーの本題とあまりにかけ離れているため深堀りはしませんが、説得を成功させるためには重要なポイントです。相手によっては、ここが最重要ポイントになるケースも少なくありません。
ブランドを形成するには何をすればいいか、全体像を把握しておきましょう。
プロセス②:説得を設計する
説得の第2プロセスは、説得を設計することです。ブランド形成は重要ではあるものの、具体的な1つの説得プロセスの一部とは言えません。ここからが本当のスタートです。
プロセス③:ロジックを構築する
説得の第3プロセスは、ロジックを構築することですことです。何を伝えるかを考え、それを文字に落とすわけですね。
詳しくはリンク先で解説していますが、このプロセスをうまくやるための能力は多岐にわたる上、一部の内容は「ロジカルシンキング」カテゴリーと重複します。このセクションでは伝えたいことを、どのような成果物にすればいいかだけを説明しますので注意してください。
プロセス④:レトリックで包む
プレゼンテーションにおけるレトリック(見せ方)は、大きくメディア(テキスト、グラフ、画像など)とデザイン(個々のメディアをどう見せるか)に分類できます。
なお、これらすべてを引っくるめて「デザイン」や「レイアウト」と呼ぶことも多いですが、それだと解像度が荒すぎて見せ方が上達しません。細かく分けて考えていきましょう。
メディア
このセクションの内容は後日投稿予定です。
デザイン
レイアウト
PowerPoint操作
正しいデザインを効率的に実現するには、PowerPoint操作に習熟することが必須です。このセクションでは、中上級者向けのPowerPoint知識を紹介します。図形を配置する、ファイルを保存するといった初級者向けの内容は習得済みである前提なので注意してください。
プロセス⑤:本番プレゼンする
これ以降の内容は後日投稿予定です。