このカテゴリーでは、文章力を鍛えるトレーニングを紹介します。
なお、対象とするのは実用文(論文や仕事用メールなどの説明的文章)です。文芸(小説や詩など)は対象としないので注意してください。
では始めましょう。
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注意点
最初に注意点ですが、このカテゴリーでは「文章を読んでもらえる」と仮定します。
一般に、読んでもらえるか分からない文章(例:書籍)では、「読み手に興味を持たせて、読んでもらう」ことに最大のハードルがあります。そのためにタイトルや表紙のデザインを工夫したり、広告を打ったりするわけですからね。一方、上司に向けた報告書でそんな心配をする人はいません。
この「興味を持たせて、読んでもらう」プロセスは、主に以下の要因で決まります。
- 論点(テーマ・タイトル)
- 主張(メッセージ)
- これらをタイトルや表紙で匂わせる場合のみ
- 著者
- 例①:読み手が著者のファンなら、それだけで読んでもらえる
- 例②:著者がある領域の権威なら、その領域の関係者はとりあえず読む
- 広告・宣伝活動
- SEO(Search Engine Optimization)
- ネット上に掲載する文章のみ
- ネット上では検索にかからない文章は読まれないため、検索で上位に表示されるための特殊な努力が必要になる
見てのとおり、これらは「文章の内容(それも骨格の部分)」か「マーケティング」にかかることです。このようなことまで「文章力」としても分かりにくいだけなので、当カテゴリーでは「文章は読んでもらえる状態である」という前提で話を進めます。ご了承ください。
上記の要素について学びたい方は、当サイトの別カテゴリー(「ロジカルシンキング」や「プレゼンテーション」)を学んでください。特に参考になるのは以下のエントリーです。
前提は以上になります。
文章力とは|文章力の全体像
まずは「文章力」とはどのような力なのかを考えましょう。私たちが書く「文章」とはどんなもので、それを上手に書ける力(=文章力)とはどのようなものなのでしょう?
準備ができたので、ここからは文章の構成要素を小さい順(文字 → 言葉 → 文 → 段落・文章)に考えていきましょう。
文字の見せ方(タイポグラフィ)
まず、文字の見せ方は「タイポグラフィ」というデザインの一領域として確立されているため、「文章力」とは無関係であるという整理にします。このカテゴリーでは詳しく説明しません。
ただ、タイポグラフィは読みやすさに影響を与えます。読みやすさは分かりやすさの一部なので、最低限の知識は押さえてください。以下のエントリーにまとめました。
言葉(単語・語句)の選び方
先に進みましょう。次は言葉(単語・語句)です。ここからがいわゆる「文章力」の領域ですね。
(このセクションの内容は執筆中です)
言葉の選び方①:読み手が知っている言葉だけを使う
まず、もっとも基本的で重要なことは、読み手が知っている言葉だけを使うことです。
(これセクションの内容は執筆中です)
言葉の選び方②:明瞭な言葉を選ぶ
次に、明瞭な(受け手との間で意味が1つに定まる)言葉を選びます。
論文であれメールであれ、実用文では「自分が意図した意味」が受け手に正しく伝わらないことには、その目的は達成できません。意味をそのままの形で運んでくれる言葉を選びましょう。
(これ以降の内容は執筆中です)